お墓の耐震・免震対策について
このページでは石のみうらのお墓の地震対策について、
1.外柵耐震施工工事
2.免震施工工事
の大きく2つに分けて紹介しています。
1.地震に強いお墓をつくる外柵耐震施工工事について
そもそもお墓に地震対策が必要なの?という風にあなたは思われているかもしれません。
近年、震度6~7クラスの地震が相次いでいますが、テレビなどでは都市や住宅の損害ばかりが注目されがちです。しかし、地震はお墓にも大きな損害を与えています。
お墓というのは重たい石材でつくられており、滅多なことでは壊れないように思われているかもしてません。
しかし、重い石を積み上げて出来ているお墓は、ひとたび地震が起こり、揺れにさらされると、墓石自体の重さによって大きな圧力がかかり、倒れてしまうのです。
特に震度4位上の地震になると、倒壊の危険性が非常に高まります。
また昔のお墓の多くは、基礎をしっかりと組み上げていなかったり、石と石をつないでなかったりと、積み上げているだけのケースもあります。
せっかくのお墓が倒れてしまっては、ご先祖様も安心して休むことはできませんよね。
このような背景から石のみうらでは、地震に強いお墓づくりをと思い、すべてのお墓を耐震・免震施工を標準仕様で施工をおこなっています。
地震対策には、
お墓自体を強くする耐震施工、
揺れを軽減する免震施工というものがあります。
まずは耐震施工についてお伝えします。
しっかりと強い基礎ができあがったあとに、石塔工事、外柵工事に進んでいくのですが、墓石工事はクレーンなどの機械を使用する石材が重たい部位から施工をしていきます。
その際に基礎と本体の部分はモルタルで接着を行い、お墓本体は石材用のボンドで接着を行っています。
石材用のボンドは完全に硬化すると、外すことが非常に困難なほど固まりますので地震に強いお墓になります。
さらにズレ防止のためのステンレス耐震器具の設置を行いより強固なお墓にしていきます。
ステンレス器具はアンカーボルトで頑丈に固定しますので、万が一大きな地震があっても外柵や納骨室がずれる心配はありません。
基礎部分と外柵にもしっかりとステンレス金具を使い補強しますので、基礎から一体となって耐震補強が完成します。
各工程はすべて写真の撮影を行っていますのでご安心ください。
2.揺れを軽減する免震施工工事について
上記のような施工で、基礎と外柵にしっかりとした耐震補強を行っていることをご理解いただけたかと思います。
しかし石塔の部分はステンレス金具などを打ち込むことはできないため、
揺れに対する免震工事が必要となります。
こちらも標準施工となっているのですが、石のみうらでは特許取得済みの墓石用地震ゲル「泰震(たいしん)」を使用して、免震工事を行っています。
こちらの商品を利用してお墓づくりができるのは大分県大分市では石のみうらのみの取り扱いとなっています。
建設・建築業界では当たり前の免震技術ですが、そもそも墓石に免震工事が必要なの?
と思われる方もいるかもしれません。
ですが、和型のお墓をイメージしていただくと分かるように石塔が高く伸びたお墓があります。
横揺れの強い地震になると、墓石自体の重さによって大きな圧力がかかり、石塔は倒れてしまうのです。
揺れを軽減するために墓石用地震ゲル「泰震(たいしん)」を利用するわけですが、これまでの地震対策では成し得なかった高い性能と免震性を確立しています。
従来、免震対策をするお墓と言うのは、セメントや接着剤でくっつけたり、石と石の間に芯棒を通すというやり方を行ってきました。どちらかというと耐震施工に近いやり方ですね。
墓石用地震ゲルを用いた施工はこれまでの免震対策とは違い、新しい墓石用地震対策技術となります。
実際に震度7クラスの振動がきても問題がないほどの性能で、同等クラスの地震が来ても倒壊したという報告は上がっていません(他県での利用データより)
※京都大学 防災研究所での振動実験、各種センサー取付によりデータ解析を行った動画がありますので、
こちらも御覧ください。
実際にお墓の墓石を使用してテストを行っています。
1)墓石用地震ゲル「泰震(たいしん)」は芝台の上に免震ゲルを配置します
2)下台の上にも同じく墓石用地震ゲル「泰震(たいしん)」を配置します。
3)サイドに上台と竿石との間に墓石用地震ゲル「泰震(たいしん)」を配置して完了です。
石のみうらでは、地震に強いお墓づくりをとの思いから、すべての お墓を耐震・免震施工を標準仕様とし施工をおこなっています。